AWS を触る機会があり、初期設定を行おうとするにも、わからないことが多かった
AWS のアカウントを登録してから、最初にやっておくことについてまとめる
admin ユーザーの作成
前提として、以下の作業は済ませているとする
- AWS のアカウントは作成済み
- ルートユーザーとしてログインしている
コンソール内で IAM
を検索し、サービスを選択する
IAM
に遷移したら、サイドバーの アクセス管理 > ユーザー
を選択する
表示される画面から ユーザーを追加
を選択し、登録画面に遷移する
ユーザー詳細の設定
画面が切り替わったら、以下の項目に情報を記入する
- ユーザー名
- 管理しやすい名前にする
- AWS 認証情報タイプの選択
アクセスキー - プログラムによるアクセス
とパスワード - AWS マネジメントコンソールへのアクセス
の両方にチェックを入れる
- コンソールのパスワード
- やりやすい方を選ぶ
- パスワードのリセットが必要
- チェックを外す
アクセス許可の設定
画面が切り替わったら、 アクセス許可の設定 > 既存のポリシーを直接アタッチ
を選択し、ポロシーの中から AdministratorAccess
を選ぶ
タグを追加
必要な場合は、ここで追加する
確認
入力した内容に問題ないかを確認し、 ユーザーの作成
をクリックする
アクセスキー、シークレットアクセスキーを控える
ユーザー作成が完了したら、完了ページから アクセスキー
と シークレットアクセスキー
を控えるか csv
データとしてダウンロードしておく
awscli
の認証情報と設定ファイルを作成するときに使う
awscli
の初期化
macOS の環境でインストールすることを想定する
awscli
のインストール
brew
でコマンドをインストールする
$ brew install awscli
$ which aws
/usr/local/bin/aws
$ aws --version
aws-cli/2.2.43 Python/3.9.7 Darwin/19.6.0 source/x86_64 prompt/off
awscli
の設定
admin ユーザーの作成時に控えた アクセスキー
と シークレットアクセスキー
を使って、設定を行う
$ aws configure --profile 管理したいプロファイル名
AWS Access Key ID [None]: アクセスキー
AWS Secret Access Key [None]: シークレットアクセスキー
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json
awscli
の設定の確認
以下のコマンドで設定状況を確認ができる
$ aws --profile 設定したプロファイル名 configure list
Name Value Type Location
---- ----- ---- --------
profile 設定したプロファイル名 manual --profile
access_key ****************XM7I shared-credentials-file
secret_key ****************vIXj shared-credentials-file
region ap-northeast-1 config-file ~/.aws/config
もしくは、以下のパスにあるファイルでも確認ができる
パス | 確認できること |
---|---|
~/.aws/config |
プロファイル毎の フォーマット形式 と リージョン情報 |
~/.aws/credentials |
プロファイル毎の アクセスキー と シークレットアクセスキー |
AdministratorAccess
ユーザーで awscli
から確認できること
aws iam help
で確認できることの一覧は表示される
さいごに
awscli
の設定時に、どんなポリシーを使えばいいのかわからず迷っていたが、これでローカル環境からアカウントで管理している iam
の状況は確認できるようになった