React Native プロジェクトを触る機会があり、プロジェクトを web で確認することはできたものの、iOS 端末がないため、実機での確認ができなかった
そのため、Expo を起動したプロジェクトに Mac の iOS Simulator を使って確認するための方法についてまとめる
Expo を起動する
前提として、以下の作業は済ませているとする
Xcode
とXcode Command Line Tools
はインストールされているexpo
が起動できるReact Native
のプロジェクトがローカルにある
まず、 expo
でプロジェクトを起動する
expo start
すると以下のように、起動している expo
から QR コードを読み込んでスマホからでも確認ができるような状態となる
iOS Simulator を起動する
ただ、この状態で Press i │ open iOS simulator
にしたがって、 i
を押してもシミュレーターは起動しない
そこで、手動でシミュレーターを起動させる必要がある
Xcode
を開き、メニューバーの Xcode > Open Developer Tool > Simulator
をクリックする
iOS Simulator
が起動し、以下のような画面が表示される
ここでは、 iPhone 12 Pro Max
が選択されているが、他のデバイスで確認をしたい場合は、メニューバーの File > Open Simulator > iOS
から選べる
Expo のプロジェクトを iOS Simulator で起動する
上記の準備ができたら、あとはターミナルから i
を押して、起動している iOS Simulator
から expo
のプロジェクトを起動する
iOS Simulator
で expo
プロジェクトを初めて起動した場合、以下のような画面が出るので Open
をする
起動時に問題がなければ、アプリケーションの画面が表示される
※以下は、起動した時「HomeScreen」と表示されるよう、あらかじめ設定された画面になる
おまけ
expo
プロジェクト起動時に、最初から iOS Simulator
を起動させたい場合は package.json
の scripts
にシミュレーターをあらかじめ設定しておくこともできる
まず、ローカルで起動できる iOS Simulator
の確認が必要になる
そのためのコマンドは、以下になる
xcrun simctl list devices
使用可能なシミュレーターがある場合、以下のような表示になる
Devices
以下の Unavailable
までのデバイスが使用可能なシミュレーターになるため、この中から選ぶ
試しに、 iPhone SE
デバイスを起動する場合は、以下のコマンドになる
npm run ios --simulator="iPhone SE"
コマンドを実行すると、以下のように expo
プロジェクトが起動された後、 iPhone SE
のシミュレーターが起動する
最後に
ちょうど Android のスマホしか持っていなかったため、iOS 系のデバイスでの確認ができず、困っていたが、これで確認ができるようになってよかった